大好き!「陳情令」

もう見たまんま❗タイトルどおりの内容です《笑》

The 双璧! Part1 愛の告白

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  「藍湛

   戦いが避けられないのなら…

   お前と勝負したい

   死んだところで

   少なくとも…

   含光君の手で死ねるんだ

   悔いはない」

   (第27話「揺るがぬ誓い」4分30秒~)

 

 不夜天の決戦で滅ぼされた岐山温氏一門。

 それでもわずかに生き残ったその筋の人々。ある者はさらなる追求を逃れながら、市井の片隅に身を潜め。あるものは囚われて奴隷の様に扱われ…。いずれにしても食うや食わず、風前の灯のごとき境遇。もはや彼等に抗う意志などあろうはずも無い。もとよりそのほとんどは女子供や年老いた者達であった。そしてその中には温氏随一の女医者温情(ウェン・チン)と、その弟温寧(ウェン・ニン)がいた。

 かつてはその温氏の手によって宗主夫妻を殺され、多くの門弟達も失い、滅ぼされかけた雲霧江氏。その時自らの危険を顧みず、魏嬰(ウェイイン)と江澄(ジャンチョン)に手を差し伸べたのは、誰あろう温寧であった。そして誰より大切な弟の思いに添う様に、姉の温情も彼らのために力を尽くす。

 そんな命の恩人達を救うために。ただ「温」の名を持つというだけで、今や命さえ軽んじられる無辜の人々のために。そして何より…あの日、雲深不知処で藍湛とともに心に誓った「義」のために。魏嬰は窮奇道へと急ぐ。

 囚われていた人々を、そして瀕死の温寧を救い出し。滝のような雨の中、行く当てなど無くとも、とにかく先を急ぐ魏嬰の前に現れたのは…。

 

今日と明日はお仕事だけど陳情令www | しほりんのお部屋

 

 実はたった今この記事を書くために、第26話と第27話をネカフェで見直していたりする《笑》

 で!上に貼りつけた画像のシーン(第26話「雨の中の選択」40分33秒前後)を目にして、あらためて思い知ったのだ。 

 

    「藍湛!この立ち位置、この立ち姿。この上なく正しいわ!!」

 

 かたや雨と泥と血と汗とでドロドロ状態の魏嬰並びにそのご一行様。かたや白い傘を手に、もう片方の手には避塵をしかと握りしめ、髪も衣服も僅かな乱れさえ無く、たった一人で対峙する藍湛。あくまでも涼やかなその立ち姿。

 この二者のコントラスト。映像的にもう…

 

    「お見事!!」

 

と言うしか無いと思った。

 原作とはまた一味違う。何よりここまで王一博君が、ひとりの役者として作り上げて来たドラマ『陳情令』ならではの藍湛像。他の誰でも無い「王一博の藍湛」ならば…

 

    「この場面でこの瞬間、こんな風にそこに居てくれるに違いない!」

 

と、直感的に感じさせてくれたのだ。

 加えてあの稲光。あの雷鳴。あの雨しぶき。その少し前の傘の下から徐々に現れる藍湛の(やはりシミひとつない)顔のアップのカットも含めて…。

 

 

   「カメラさん、照明さん、音響さん、スタッフの皆さんありがと~~!!」

 

って感じ♪  *1

 

 アレ? 今回のテーマ「愛の告白」の話はいずこに??

 記事冒頭の魏嬰のセリフを一字一句間違えてはいけないからと、そのためだけに映像を見直したハズが…。思いがけず新たな沼にハマってしまい、とんだ脱線を《笑》

   という事で…時を戻そう《汗》

 

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   「藍湛

    戦いが避けられないのなら…

    お前と勝負したい

    死んだところで

    少なくとも…

    含光君の手で死ねるんだ

    悔いはない」

    (第27話「揺るがぬ誓い」4分30秒~)

 

 「愛している」なんて一言も口にしていないかもしれないが、これはもう正真正銘の「愛の告白」じゃないか!

 しかもこんな強烈な愛の告白なんて、そうあるもんじゃない!!

 

   「死ぬならお前の手にかかって死にたい!」(←illya的ショートカット)

 

って事なんだから。あくまで魏嬰本人には、その自覚は無いらしいが《滝汗》

 一方藍湛は、とうに自分で自分の気持ちに気づいているハズ。魏嬰と出会って、初めて「誰かと共に在りたい」と。初めて人を愛おしいと思う気持ちを知った。その魏嬰本人の口からこんなセリフを言われたら…。内心どんなに行かせたくなくても、もう黙って一歩下がるしか無かったのだろう。

 「愛」を自覚しているのであれ、無自覚のままであれ…。藍湛にとっても、魏嬰にとっても、ここはあまりにも辛くて切ない別れのシーンである。

 

 一歩退いて道を譲りつつも、遠ざかる魏嬰達を直視できず、目を伏せたまま見送る藍湛。やがてやや面を上げ、彼等が去って行った彼方へと視線を送ると、堪えていた涙が一気に頬を伝う。

 ふいに傘を外し、降りしきる雨に全身を晒す。さらに真上へと面を上げて目を瞑ると、激しい雨が顔中をなぶる様に叩く。ほどなく傘の柄は完全に彼の右手を離れ、そのままバサリと地面に落ちる。後はもう濡れるがまま…。藍湛はそぼ降る雨に身を任せる。

 

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 この敢えてずぶ濡れになって見せる藍湛と、先の「髪も衣服も僅かな乱れさえ無い」藍湛の対比もまた、映像的に見事なコントラストだと思う。何たって先のシーンではその出で立ちに僅かな乱れさえも無かった藍湛が、自ら進んでずぶ濡れになってみせるのだ。

  次から次と零れる涙を、雨とともに流してしまいたかったのか。

  熱く火照る頬を、冷たい雨で冷ましたかったのか。

  魏嬰達の行く手の苦難を思いやり、せめて同じ雨に濡れようとしたのか。

 いずれにしても…。魏嬰を止められなかった彼の悲しみと嘆きの大きさを、思わずにはいられない。(彼の場合…やはりそこには饒舌なセリフなど一切無いのだが) 

 

              「しゃべり過ぎ魏嬰VS無口過ぎ籃湛」

 

 思えば全編通してのこのコントラストも、見事と言えば見事である《爆》

 

 同じひとつのシーンの中のコントラスト(「魏嬰一行VS藍湛」)と、時間を隔てたシーンとシーンとのコントラスト(「傘持ち藍湛」VS「ずぶ濡れ藍湛」)。愛の告白について書くつもりが…意外な発見から意外な方向へ。

 いやいや、だからぁ…《汗》

 

   「死ぬならお前の手にかかって死にたい!」(←illya的ショートカット)

 

の魏嬰のあのセリフが、わたしの中ではドラマ『陳情令』における「2大愛の告白セリフ」のひとつで。

    「2大」と言うからには、負けず劣らず強烈なのがもうひとつ他にあるわけで。

 だからこそタイトルにも「双璧」なんて銘打ったのだが…。もうひとつの強烈な「愛の告白」については、どうやらまた日を改めるしかなさそうである。(←ネカフェで作業中なのだが…もう帰らないと《笑》) 

 

                To  be  continued !

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:o(”^▽^”)o