大好き!「陳情令」

もう見たまんま❗タイトルどおりの内容です《笑》

あれもマーチ!これもマーチ ♪♪ (陳情令オーケストラコンサート)Part.2

 ふと気がつけば、すぐそこに6月の声が……(遠い目《爆》)

 毎度の事ながら、前回からだいぶ日が空いてしまいましたが《滝汗》 どうにか記憶があるうちに、続きを書いておこうと思います。

 何はともあれ、ここのところ『風起洛陽』(20時~22時)・『有翡』(21時~23時)・『陳情令 日本語吹替版』(24時30分~26時30分)と、水曜日の深夜は大渋滞!

 我等がカズヒロ君が…

 

        怒涛のごときオンパレード!!(♥▽♥)/~♪♪

 

 衛星劇場さん、wowowさん、本当にありがとうございますっ!

 

 それにしても3つの作品が並ぶと、当たり前と言えば当たり前なんですが…。それぞれにひと味違うと言いますか。カズヒロ君の役柄ひとつとっても、それぞれキャラが違っていて興味深いですし。それを演じ分けている彼の演技力にも、あらためて関心させられるわけです。

 しか~~し!

 今回それ以上に実感せざるを得なかったのが、ドラマというのは…

 

        作品によってこんなにカラーが違うのか!

 

 って事。

 とりわけ『風起洛陽』の重厚さは圧巻!!それにしても何があのドラマを、あんなにも重厚なものに感じさせているのか…。洛陽の都のあの壮大なセットも、物凄く激しいのにかなりリアルで生々しいあのアクションも、もちろんその要因のひとつではあると思うけれど…。多分、いやきっと…それだけでは無いと思います《笑》

 とにかくこの『風起洛陽』、もう絶対にこの先1話も見逃せません。カズヒロ君はもちろんホアン・シュエンさんもビクトリアさんも、もう素敵過ぎですしネ♪

 

 さてさて本題のコンサートです。5/9の再放送の際にも録画ができませんでした。時間が空きすぎて、もはや曲順すら時系列で書けていないかもしれませんが…。できる範囲でまとめてみようと思います。

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 休憩後(←あの「崖落ち」から16年後?)、第二部スタート。

 

『忘羨♪』(器楽バージョン)

 入りは古琴のソロから。やがてそれはピアノのソロ演奏へと移って行く。スクリーンに映るのは、16年後の静室で琴を弾く藍湛。そして長い眠りからようやく目覚める魏嬰。

 藍湛は、酔っぱの時に見せてくれた希少な「おバカ面」も含めて、どの藍湛も全部好きだけど《笑》個人的に髪型に限って言うと冠もつけず、なおかつ額の際から少しばかりほつれた髪が、頬の辺りで揺れていたり…。さらには長~~い黒髪が全部背中側に落されているよりも、耳の後ろの一握りくらいが、肩から胸元へと流れ落ちているスタイルがお気に入りなもので♪ 

 

        ♥♥このシーンの藍湛は、まさにドンピシャ!♥♥

 

 実はとっても色っぽいのに、カズヒロ君だから決して下品にならないこの髪の乱れ具合。ハイ、ここ要チェックポイント《笑》

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 この後いくつかのシーンが挟み込まれ、さらには本編36話『知己の告白』の酔っぱ藍湛登場♪

 「なぜ俺を助ける?」と問う魏嬰に、彼が口にしたあのセリフ。

 

        「悔いがある」

      「不夜天でお前と戦わなかった」

 

 それまで映し出されていた映像が消え、スクリーンにそのセリフの文字だけが浮かび上がる。こんな見せ方は、このコンサートの中で多分ここだけだったかと…。そんな演出が第二部の幕開けの1曲として、この曲を一層印象深いものにしていた。

 

 さあ、いよいよ「義城編」の始まり、始まり~~♪

 

 個人的に大好きな義城編。でもここで残念なお断りをひとつ《涙》

 曲のどの辺りでどんな素敵な映像がスクリーンに映し出されていたのか。その記憶が、実はこの先ほとんど残っていなくて…。なのでここからはほとんどが…

 

      ひとつひとつの曲の単体としての印象のみの記載に《滝汗》

 

 このコンサートの魅力をお伝えするには、あまりに片手落ちな状態で…。読んでくださる方には本当にゴメンナサイという感じですが…。今の時点ではillya自身の備忘録のつもりで、とにかくこのまま続けたいと思います。

 

 『孤城♪』

 イントロから細かいビブラートを伴ってかき鳴らされる古琴の響きが、もともとの哀切なメロディを一層物悲しいものに。

 いわゆる「キャラクターソング」的なくくりで言うと、この曲は曉星塵(シャオシンチェン)・宋嵐(ソンラン)・薛洋(シュエヤン)・ 阿箐(アージン)の…

 

         ♪♪「義城四人組」のテーマ曲♪♪

 

であるらしい。ただし今更ながら見直した歌詞の内容からすると、もう曉星塵その人の心情以外の何ものでも無くて…。

 もはや「粉々に砕け過ぎて修復不能」な彼の魂を思うと、ただただ胸が痛むばかりなのである。

 

 『荒城渡♪』

 いや、これはもう正直に白状すると…《笑》

 ドラマ『陳情令』においてillyaが一番泣かされたのは、この義城編のあのシーンなのだ。

 まさに「いそいそと」曉星塵の白い指先や顔にこびりついた血を拭い清め、特別な儀式の準備を着々と進める薛洋。この時初めて、彼の心の奥に隠されていた(というか…むしろ誰より彼自身が理解していなかった)彼の本当の気持ちにハッとする自分がいた。

 そしてその直後。その特別な儀式をもってしても、曉星塵はもう決して蘇らないのだと気づいた瞬間。絶望の叫びとともに張り巡らせたお札を引きちぎり、祭壇をなぎ倒す彼。そう、このシーンなのである。

 薛洋のテーマであるこの曲は(この時スクリーンに何が映されていたとしても)、否応なくそのシーンをわたしの脳内に自動再生させてしまうわけで…。だから冒頭のピアノの音を追ってすぐに入ってくる低音の笛のフレーズなんて、わたしにはもはや彼の慟哭にしか聞こえない。あの盲目の曉星塵との日々があっても無くても、もしかしたら薛洋の孤独と悲しみの深さは、元から底なし沼クラスだったかもしれないけれど。

 でも実はそんな彼と一見真逆な魏嬰が、わたしの中では何度もクロスしていて…

 

   ああ、この人は愛を知らないまま大きくなってしまった魏嬰なんだな…。

 

なんて思いながら観てましたっけ。

 この曲の一番のお気に入りは、後半に入ってくる「ラァラ~ラララ~」の美しくも切ない高音ボーカライズ!すぐさまそれに規則的なドラムのリズムが絡まる。と、とたんに…

 

         キャー!これってマーチよ、マーチ!!(♥▽♥)/~♪♪

 

 マーチ大好きなillyaには、もうたまらない展開っす《笑》

 あれ?そう言えば今更だけど、オーケストラコンサートでのこの曲って…。

 

        「ラァラ~ラララ~」のボーカライズ入ってたっけ?!( ; ° Α °)A))

 

 何らかの楽器の音に取って代わられていなかったっけ…。それすらもはや記憶が…《滝汗》

 それにしてもマーチって、なぜこんなにも心が躍ってしまうのかしら?まあ、とにかくマーチである以上、聞いてると自然に前へ前へと進んで行くイメージは湧いて来るわよね…。ただしこの曲の場合、どうしたって進んだその先に、明るい未来は見えて来るはずも無いのだけれど。

 ちなみにオーケストラバージョンじゃない方のコンサートで、この曲を歌ってくださっていたのは歌手の周深(ジョウシェン)さん。その奇蹟の様に美しいハイトーンボイスと豊かな歌唱力は、もう衝撃的! 

youtu.be

 

 『乱魄抄♪

 この曲って、『清心音♪』とセットよね?ふたつでひとつよね??

 ただしセットで続けて演奏されるのを聞くと、もう明らかに前半と後半で違うし、多分前半長調で後半短調だし。まさに心が洗われる様な前半に対して、断然後半はメロディ自体がもう怪しげなムードに満ち満ちてるし《爆》

 物語の中の設定としては…。本来なら耳にした者の精神を落ち着かせ、整えてくれるはずの曲の中に、それとは真逆の「やがては死に至らしめる」程の邪曲を巧妙に紛れ込ませている。という設定だと思うのだが…。

 

        もしやしてこれじゃ、最初からバレバレなのでは? 0( ≧ Λ ≦;)0

 

と、ツッコミたくなるのって…わたしだけかしら?《笑》

 

 『少年侮るべからず♪』

 思追(スージェイ)・景儀(ジンイー)・金凌(ジンリン)の仲良し3人組をはじめとする、少年仙氏達のテーマ。義城編で少年組がワチャワチャしてるシーンとか、スクリーンに映し出されていたんだろうな…多分《笑》

 冒頭の複数の太鼓の勢いのある響きが小気味良い♪

 決して明るい曲調ではないけれど、どこか清々しさを感じさせる。「少年不可欺~♪」を含む前後のフレーズが、一音一音力強くリズムを刻むのが、若者ならではの潔さや心意気そのものって感じだからかな♪

 アレ?もしかしてこの曲もマーチっぽくない?(←もはや何を聞いてもマーチに聞こえ始めているかもしれない《汗》)違ってたらゴメンナサイ!

 

 『恨別♪』

 江澄(ジャン・チョン)のテーマ。

 優しい曲だなぁ…。どこか物悲しさもあるけど。そう、まるで何かを悔いているかの様な。

 ドラマの中の彼は、表面上はものすごく口が悪くて…。その美しい容姿と激しい気性は間違い無くあの母、虞紫鳶(ユー・ズーユエン)のDNA を思わせる。

 でもきっと彼の内面、本来の姿はこっちなんだろうと思わずにはいられない。作曲者である林海先生の目には、江澄はこんな風に映っているって事よネ…。

 

         ♥♥これもやっぱり作り手の愛よ、愛♥♥《笑》

 

 『蓮花塢♪』

 第一部で演奏された『射日♪』もそうだったが、この曲ももう情景描写がお見事と言うしかない。ほんのワンフレーズ聞いただけで、そこが温暖で住みやすいお土地柄だと想像できてしまう。時間すらあくまでゆるやかに流れている様な。

 後半の静かだけれど小刻みに繰り返されるピアノの調べが、穏やかな湖のおもてに揺れるさざ波と、そこにいちいちキラキラと反射する陽の光の微妙な動きまで、目の前に浮かび上がらせてくれる。

 

         ♪♪林海先生のお仕事ってば…もう素敵過ぎっ♪♪

 

 『多恨生♪』

 江澄の『恨別』と同じ「恨」の字が使われていても、こちらは『多恨生♪』。日本語タイトルになると「憎しみに生きて」だったり、「多くの恨みが生まれて」となるわけで、もうそこからしてすでに充分過ぎるほど悲しい曲。かつての孟瑶(モンヤオ)こと金光瑶(ジン・グァンヤオ)のテーマ曲である。

 入りの部分の独特なメロディとリズムの揺れ具合というか、捻じれ具合というか…。彼の心の中の複雑さや歪みそのものの様に聞こえてしまう。

 それが一転途中からアップテンポになり、しかもラップ!

 でもこれがまた…。現状や運命に抗い続けていた彼の生き方そのものに思えて。音楽としてはあくまでスタイリッシュでむしろカッコイイけれど、聞いているとやはり胸が苦しくなる。

 そして終盤にまた入りと同じメロディとリズムの流れに戻るのだが…。歌曲バージョンではその直前に、段階的に高音へと駆け上がって行く「ア~ア~~ア~ア~ア~♪」のボーカライズが。まさに彼の思い通りにならなかった人生への恨みを込めた叫びの様である。

 何かこれも最後は少しテンポの遅いマーチに聞こえて来た…。

 

            大丈夫か?わたし《爆》

 

 でも考えてみれば…。人の一生って良くも悪くも一度生まれたら、「死」という終着駅に着くまでは、(紆余曲折あるにせよ)そこへ向かって進んで行くしかないわけで。だとすれば…。その人の人生をひとつの曲として表そうとしたら、いろんなアレンジの仕方があるにせよ基本マーチに落ち着くのは、とても自然な事なのかもしれないなんて…。たった今ここを書きながらふと思った。

 

 『不由♪』

 藍湛の兄様こと、藍㬢臣(ラン・シーチェン)のテーマ。

 ああ、兄様が静かに語りかけている。誰かにささやく様に問うている姿が見える。でもその部屋には、兄様以外誰の姿も見えない。きっともう今はいないあの人に語りかけているのだろう。

 雲深不知処の座学で初めて出会った二人。一足先に清河に帰らねばと別れを告げるため、長い廊下の先で待っていたあの人。

 最後の最後に残って響いたハープの音が、あの時兄様の指先に見え隠れしていた、あの人への未練の様で…。切なかったわぁ。

 

 『清河訣♪』

 聶明訣と懐桑兄弟のテーマ。このふたり。見た目も中身も正反対だが、お互いを思いあう心の絆は、実はものすご~~く強いのだ。

 何たってドラマ『陳情令』を完走して(←まだ1回だけだけど《笑》)ふり返ってみればなんと!この長い長い物語を動かしていた原動力こそは、言ってみればこの二人の兄弟の絆の強さに他ならなかったという…。

 そんなふたりのための曲だから…。清河の要塞の様な城の構えのごとき重厚感。最後までやり遂げるためには、もうどんな困難も厭うまいぞという誰かさんの決意が見える様。ドラマの中のご本人は、そんなのおくびにも出してなかったけど《笑》

 そしてこの曲も、やっぱりマーチよね~♪

 

 『酔夢♪』

 古琴と笛が手に手を取って、一歩々々踏みしめながらゆっくり前へ進んで行く…みたいな。

 最終回の50話。何もないお山のてっぺんで…。

  

      魏嬰「俺は向こうへ」

      藍湛「私はこちらへ」

 

 二人が別々の道へと分かれて行くシーンで流れていたこの曲もまた…。


      それこそ間違い無くマーチ!!(♥▽♥)/~♪♪(←さすがにしつこい?《爆》)

 

 同じマーチでも、そこは『荒城渡♪』とは全然違うわよネェ…。向かう先に待っているのが希望なのか絶望なのか…。って、そりゃ違うか《汗》

 たとえ一時離れたとしても、きっとまた会おうと…いや、会えるのだと感じさせてくれる。信じさせてくれる。音楽って、何て雄弁なのだろう♪

 そしてこの『酔夢♪』こそが、このコンサート第二部最後の曲であった。聞いていたコチラとしては…まるでドラマ『陳情令』の最終回に、あらためて立ち会った様な感覚。ココにこの曲を持って来た演出家ならぬ音楽監督さん、イイ仕事してるわぁ…。

 

 この後はもうアンコールのみ。となれば…満を持して登場するのは、あの3曲。そうかぁ…あえて「アンコール」で来たかぁ…。音楽監督さんのこの手腕、本当にお見事と言うしかないと思う。

 

        『不忘♪』・『曲尽陳情♪』・『忘羨♪』

 

 指揮者の方が、もう満面の笑顔で。一曲ごとに観客に向かって振り向いては、「まだもう1曲ありますからね♪」と念を押すように人差し指を立てて見せてから、指揮棒を振ってくださっていたのが、とても印象的だった。

 

 この時の指揮者の表情に、心のこもった丁寧な仕草に…。客席に集うドラマ『陳情令』のファンが、ドラマを彩ったこれらの曲のひとつひとつを大切に思っている様に。彼もまた大切に思っているのだと。言葉など無くてもお互いに確かに伝わっている。どの曲も、そしてどの演奏も素晴らしかったけれど、わたしが一番感動したポイントは、もしかしたらそこだったかもしれない…。

 本当に素敵なコンサートだった。この日この会場にいた人達は幸せ者だな。観客はもちろん、指揮者も演奏家も、音楽監督も。とにかく関わった人達全てが。

   

         ああ…わたしもリアルにこの目で見て、この耳で聞きたかったぁ…《涙》